セルフケアを学んで自分で不調を治す“姿勢”を育てる治療院
高品昇平先生が院長を務める「姿勢改善サロン Roots」には、腰痛に悩む人が多く訪れます。
高品先生は腰痛の主な原因を、患者さん自身の生活習慣や姿勢、体の使い方の癖と考え、【自分の体は自分で治す】をキーワードにYou tubeやInstagramなどでセルフケア方法を発信し、多くのフォロワーを得ています。
高品先生に、Rootsの理念や患者さんへの想いを伺いました。
痛みの原因は自分にあるから、自分で治せるようになってもらいたい
――まず、姿勢改善サロンRootsの理念を教えてください。
「治し方を教える治療院」です。自分の体は自分で治してくださいね、というスタンスです。
もちろん施術はします。現在は私と、もう一人施術スタッフがいて2人体制になっています。お陰様で予約はいっぱいですが、私たち施術スタッフに依存するような考えの患者様はいらっしゃいません。
――施術はするけど治すのは自分ということですか?
そうですね。この業界でよく聞く患者さんの声として「施術されている最中や直後はいいんだけど、数日経ったらまた痛くなる」というものがあります。確かにそうなんですよ。施術してもらって良くなるけど、日常生活に戻ったらどうしてもぶり返してしまう。
――施術の効果が長続きしないのでしょうか?
というより、やはり痛くなってしまった、不調を起こしてしまった原因は患者様本人の生活習慣や体の使い方、特に姿勢にあるからですね。
施術をして悪いところを矯正しても、また癖のある生活をしていたらすぐに痛くなってしまうのは当然です。
だから、ご自身の体のどこに問題があって、どうすればいいか、を教えます。そうすれば患者さんは「施術してもらわないと痛みが引かない」ということにはならず、自分で自分をケアできるようになりますよね。
なかなか良くならない人には共通点がある!?
――なるほど。そんな風に説明をなさって、患者さんからはどんな反応が返ってきますか?
そういうの面倒だから先生治してよ、みたいにはならないんですかね?
そういう方は来ませんね。もし来たら、他の院に行ってくださいと言います。
――(笑)サラッと言いそうですよね。
今まで多くの患者さんと話をしてきましたが、どうしても「他責思考」の人はなかなか良くならないんですよ。
――他責思考とは?
痛みや不調の原因が自分にあると思えない人です。
例えば、うちの院では患者さん一人一人に合わせたセルフケア方法をお伝えするんですが、次回ご来院までに自宅でやっておいてくださいね、と言ったのに全然やってこなかった人はまず良くならないですよね。
――そうですよね、やってないんですから。
そういう方はうちの常連さんにはいないんですが、それに加えて、「教えてもらった方法だと全然良くならないんですけど」みたいな言い方をする人もいません。
――じゃあ、セルフケアの効果を感じなかった人はなんて言うんですか?
「教えてもらった通りにやったつもりだけど効果を感じられないから、もしかしたら自分のやり方が間違っているのかも」っておっしゃいます。「だから、もう一度教えてください」となりますね。
――なるほど!自分のやり方がよくなかったと、まずは自分の側の改善に視点が向くわけですね。
そうです。そういう考え方の人は本当にすぐに良くなりますし、良くなってからもセルフケアを続けてより健康に過ごしていけます。
評価・検査のスペシャリストとして技術講習も開催
――先生は腰痛のスペシャリストでいらっしゃいますが、「腰痛専門」って謳っている治療院はほかにもたくさんあると思うんです。先生の技術や方針は、他の院とどのような違いがあるのでしょうか?
「治し方を教える」というスタンスであることが最も大きな違いだと思いますが、治し方がわからない人には治し方を教えることはできませんよね。
――算数がわからない人が算数を教えるみたいなもんですよね。それは無理でしょう。
だから、治し方をよく知っているという点が僕自身、そしてRootsの強みだと思います。
――治し方とは?
評価・検査ですね。腰が痛いです、と言われて「ふーん、じゃあマッサージね」ではなく、問診や動き、姿勢のチェックなどを通して、どこに原因があるか、どこにアプローチすればいいかを追究していきます。
――一口に腰痛と言っても、人それぞれ原因は違いますか?
違いますね。やっぱり体の痛みはその人の生活に起因するものですから。
――高品先生は、治療家に向けたセミナーも主催されていますよね。そこではそのような評価の方法などを教えていらっしゃるのですか?
そうです。正しい評価・検査ができるようになりましょう、というオンライン指導で、現在は100名ほどの受講生がいます。
理由がわかれば毎日続けられる。健康に対する“姿勢”を改善する治療院
――ふーむ。そのセミナーのLINEは私も登録しているのですが、毎日決まった時間にコンテンツが送られてきますよね。あれが鳴るたびに「あ、高品先生だ」と思うわけですが、先生ってコツコツと積み重ねることが得意な方という印象だし、数値分析もちゃんとするし、すごいなと思う反面、もし私が患者さんだったら「セルフケアを毎日やればいいのはわかってるけど、そんな高品先生みたいにコツコツやれないよ!」って思っちゃうかもしれません。
そんなことはないですよ。患者さんの中には「継続することが苦手なんです」っていう方もいます。でも、コツコツやろうと思ってやるんじゃなくて、治したいと思うからやっているんだと思います。
それに、こちらもわかりやすくかみ砕いた説明を心がけていますから、「ここまで悪くしてしまったのは自分なんだ」と納得すればちゃんとそのための時間を取るようになります。
――なりますかね。
1日5~15分くらいのことですからね。長い人生を自分らしく生きていくために、それくらいの時間は割いてもいいかなと思えるようになってもらえたら、と思ってお話を伺い、こちらも思いを伝えています。
患者さんにたくさん話してもらって、一緒に原因を追究して、セルフケアを伝えて自分で自分の体を治すという体験をしてもらえば、おのずと健康に対する姿勢も変わっていきます。
――あ、「姿勢改善サロン」の姿勢って、健康に対する姿勢という意味なんですか?
それもあります。体の姿勢を改善するのと、健康に対する姿勢を改善するという2つの意味がある、と思っていただければ。
理念や方針をきちんと言語化されており、インタビューにもよどみなく答えてくださいました。話せば話すほど信頼のおける人という印象が強くなる先生です。経営のお話なども少し伺いましたが、多方面の勉強をよくされていることも伝わってきました。
自分の不調は自分に原因がある、と考えることが第一。捉え方によっては、「治療家がそんなこと言っていいの?」と思われることもあるかもしれません。が、そう思わせない関係構築が患者さんとの間でできているのでしょう。
セルフケア方法はYou Tubeでも多数ご紹介していますので、ぜひご覧ください。
姿勢改善サロンRootsで診てもらうには
「姿勢改善サロンRoots」で診てもらいたい方は以下の3通りのいずれかでお問い合わせください。
方法① LINEで問い合わせる
下の店舗情報の中にあるのロゴをクリックし、表示されるQRコードを読み取って、「姿勢改善サロンRoots」をお友だち登録してください。
「友だち追加」をタップすると、Rootsにメッセージを送れるようになります。
お友だち限定の情報もゲットできます!
方法② SNSのDMで問い合わせる
普段よく見るSNSで「姿勢改善サロンRoots」をフォローし、メッセージを送ります。
方法③ 電話で問い合わせる
電話番号は03-3700-6881です。
「はい、姿勢改善サロンルーツです」と言われたら「腰痛の相談をしたいのですが」とおっしゃってください。
姿勢改善サロンRootsは、東京都世田谷区用賀にあります。
最寄り駅は東急電鉄田園都市線の用賀駅です。
完全予約制なので、必ず事前に問い合わせましょう!