【マッサージでも治らない】その頑固な肩こり、本当の原因は「隠れ栄養失調」かもしれません【ここから接骨院】

「朝起きると、首から肩にかけてズーンと重い…」
「デスクワークをしていると、肩に鉄板が入っているようにガチガチになる」
「ひどい時には頭痛や吐き気までしてくる」
多くの日本人を悩ませる「国民病」とも言える、つらい肩こり。その原因は多岐にわたります。
・長時間のデスクワークやスマホ操作による、同じ姿勢の維持
・運動不足による血行不良
・ストレスによる筋肉の無意識な緊張
・冷房などによる体の冷え
・枕が合わないなどの睡眠環境
あなたも、これらの原因に心当たりがあるのではないでしょうか?
このつらい症状を少しでも和らげるため、定期的にマッサージや整体に通ったり、ストレッチや運動を試したりしている方も多いと思います。
しかし、施術を受けた直後は楽になるのに、すぐに元に戻ってしまう。どんなに運動をしても、一向に改善の兆しが見えない…。
もしあなたがそんな「何をやっても治らない」ループに陥っているとしたら、そのアプローチは、少し的が外れているのかも。
その不調、もしかしたら「栄養の摂り方」に原因があるのかもしれません。
今回は、ここから接骨院のブログ記事を参考に、筋肉の緊張と栄養素の深い関係についてご紹介します。
肩こりの黒幕は「マグネシウム不足」だった?
今回注目する栄養素、それは「マグネシウム」です。

マグネシウムと聞いても、あまりピンとこないかもしれません。しかし、このミネラルは私たちの体内で300種類以上もの酵素の働きを助け、生命維持に欠かせない非常に重要な役割を担っています。
特に筋肉との関係は深く、「天然の精神安定剤」や「筋肉をリラックスさせるミネラル」とも呼ばれています。
筋肉が動く時、実はカルシウムとマグネシウムが連携プレーをしています。
・カルシウム:筋肉を「収縮」させる(力を入れる)
・マグネシウム:筋肉を「弛緩」させる(力を抜く)
このように、カルシウムがアクセルだとすれば、マグネシウムはブレーキのような役割を果たしています。
もし体内のマグネシウムが不足すると、どうなるでしょうか?
そう、ブレーキが効かなくなり、筋肉が過度に緊張し、収縮したままの状態になってしまうのです。これが、こむら返りや筋肉のけいれん、そして何をしても取れない「頑固な肩こり」の正体である可能性があります。
なぜ現代人はマグネシウムが不足しやすいのか?
「でも、普通に食事をしていれば、栄養不足にはならないのでは?」と思うかもしれません。しかし、現代の生活環境には、意識しないうちにマグネシウムが不足してしまう罠がたくさん潜んでいます。
1. 食品に含まれるマグネシウムの減少
化学肥料の使用などにより、野菜が育つ土壌そのもののミネラルが減少しています。昔と同じ量の野菜を食べても、摂取できるマグネシウム量は少なくなっているのです。
2. 食生活の変化と食品の加工
白米、白いパン、精製された砂糖など、現代人がよく口にする「精製された食品」は、その過程でミネラルが豊富な胚芽や外皮が取り除かれてしまいます。また、加工食品やインスタント食品中心の食生活も、マグネシウム不足に拍車をかけます。
3. ストレスによる大量消費
現代社会はストレス社会です。そして、私たちの体はストレスを感じると、それに対抗するためのホルモン(コルチゾールなど)を分泌しますが、その際に大量のマグネシウムを消費してしまいます。
4. リン酸塩の過剰摂取
清涼飲料水や加工食品に多く含まれる「リン酸」は、体内でマグネシウムと結合し、その吸収を妨げてしまいます。

5. アルコールやカフェインの摂取
アルコールやコーヒー、緑茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり、尿と一緒に大切なマグネシウムを体外へ排出してしまいます。
このように、現代の生活は、摂取量が減る一方で、消費・排出量は増えるという、非常にマグネシウムが不足しやすい状況にあるのです。
今日からできる!マグネシウムを補う3つの方法
では、不足しがちなマグネシウムを効果的に補うには、どうすれば良いのでしょうか。元記事で紹介されている方法を参考に、3つのアプローチを見ていきましょう。
1. 食事で摂る
まずは日々の食事から。マグネシウムは以下のような食品に多く含まれています。
海藻類: あおさ、わかめ、ひじき、のり
豆類・大豆製品: 納豆、豆腐、油揚げ
種実類: アーモンド、カシューナッツ、ごま
魚介類: 干しエビ、しらす
野菜類: ほうれん草などの葉物野菜

いつもの食事に、お味噌汁にわかめやあおさを足したり、ご飯にごまをかけたり、おやつをナッツに変えたりと、少し意識するだけでも摂取量は変わってきます。
2. 皮膚から摂る(経皮吸収)
食事からだけでは追いつかない、もっとリラックス効果を高めたい、という方におすすめなのが「エプソムソルト」です。
エプソムソルトは塩ではなく「硫酸マグネシウム」。お風呂に入れることで、皮膚からマグネシウムを直接吸収することができます。血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できるため、一日の終わりにリラックスしたい時や、特に肩こりがひどい日のスペシャルケアに最適です。
3. サプリメントで補う
どうしても食事で補うのが難しい場合は、サプリメントを活用するのも一つの手です。ただし、過剰摂取は下痢などの原因にもなるため、利用する際は専門家や医師に相談し、適切な量を守るようにしましょう。
まとめ:体の内側と外側、両方からのアプローチを
マッサージやストレッチといった「外側」からのケアも、もちろん非常に重要です。
しかし、もしあなたが長年続く頑固な肩こりに悩んでいるなら、一度立ち止まって「内側」、つまり栄養という視点から自分の体を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
いつもの食事に少し工夫を加え、マグネシウムを意識して摂ることで、あなたの体の「ブレーキ」が正常に働き始め、つらいこりや緊張から解放されるかもしれません。
ぜひ、今日からできることから試してみてください。
参考記事:
→ 肩こりをほぐす食べ物?
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